SEVENTEEN AGAiN スズキ


2016年の夏、ベースとギターが脱退したにもかかわらずドラムとギター2人での活動を継続したことにこのバンドの意思の強さが現れていた。2000年代中旬以降はっきりと強力な指標がなかったロックシーンの中、独自のスタンスで活動を続けてきたセブンティーン・アゲイン。時にラウドに歪みを叩きつけ、時にポップに歌いあげてきた彼らのサウンドにやわらかく軽やかな響が鳴り始めている。ザ・ジャムがソウルやR&Bを取り込み、ザ・クラッシュがダブやディスコを発見したように彼らもまた彼らにとってのネクスト・ステップを見つけたようだ。大きな跳躍、その直前のステップとなる8曲入りが登場!(kilikilivilla.com)

1. Come & Through
2. Dancing In The Trush
3. Fuck Forever Too
4. Scrap & Craps
5. わずかな光
6. 絶対君じゃ嫌なんだ
7. パーティーは終わったんだ
8. Shitty Lights

あれからもう一年近く経つのか。真夏のセミファイナルジャンキー。気絶しそうなくらいの灼熱は感傷に浸る事を許さずあの美しきぐちゃぐちゃのフロアで僕も果てた。仮眠をとった車中。早朝叩き起こしてくれたあの突き刺すような青空を忘れないだろう。
バンドは物語を紡ぎ音楽がその足取りを確かに編んでいく。
ドラムのビートは高揚を焚き付け先導し、ベースは感覚の強い支えとなりまた時に違う地点へと導き、ギターは高らかに憂鬱を切り裂く、そしてその歌声はそのまま自分へと真っ直ぐに繋がる。
ほんとだよ。ロックバンドを通して素っ裸の自分に会えるんだ。
毎朝コンビニで手に取る同じ缶コーヒー。時間も行き先もまた同じ。来る日も来る日も。僕らの毎日はとりあえず決まっている。その味気無さやしかしまたその有り難さとささやかな幸福も知っている。世の中はどんどん息苦しくなってる。だけどもそんなものに飲み込まれるつもりはない。
SEVENTEEN AGAiNはいつもそうだ。徹底して市井の人として鳴らされる音楽はずっと自分の側にいる。きちんと呼吸をする事さえも難しいこの世界の中でどれだけの力をもらっているんだろう。また再スタートを切りみずみずしくバンドをやっている君達はまるであの日見た青空のようだ。人は出会い続けるんだ。いつかのいい顔をずっと未来まで連れて行く。まだまだ音楽で旅を続けよう。

安孫子真哉 / KiliKiliVilla
型番 KKV052
販売価格 1,836円(内税)
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Let's Just Rock

音楽は基本全て大好きです(DD)が、特にROCK,PUNK ROCK,POP PUNK,POWER POP,RAMONE PUNK,GUITER POP,GUITER ROCKが大好きです。 自分は、音楽で救われたり、元気が出たり、自分の居場所が見つかったりするような体験をたくさんしてきたので、皆さんにもそういった想いが伝わればいいなと思っています。 良い音楽を広めたいという信念のもと、ステキな音楽をお届けしたいと日々頑張ります。

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